LUNA SEAの『MOTHER』 [音楽 -LUNA SEA-]
今日 5月29日は LUNA SEA の日。
(と勝手に決めているけど・・・)
1989年のこの日、LUNA SEA(当時はLUNACY)が生まれたとされている。
この日が、メンバーでの初ライヴを行なった日。
RYUがドーナツを2個だけ持っていったと言う有名な話の日っていうのは、その前の5月6日。
もう少し前のことだね。
もうすでに19年前かぁ・・・
よく考えれば、同じ内容を1年前の今日書いているね。
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2007-05-29
・・・同じネタかぁ・・・進歩がない??
そのときは、いろいろな思いを書いているねぇ・・・
そんな訳で、その日を記念して、久しぶりにアルバム聴いたんだ。
最近ずっと、BUCK-TICK漬けだからね・・・
通勤途中のBGMは、ずっとLUNA SEA『PERIOD』だけどね。(ROSIERヘビロテ)
で、久しぶりのCDレビュー
これまでも、過去作品のCDレビューを数枚分書いてきたんだけど、途中やめになっていたんだよ。
今回復活!!
デビューアルバム『LUNA SEA』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2007-09-04
メジャーデビュー『IMAGE』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2007-09-19
メロディアスな『EDEN』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2007-10-25
今回は、モンスターアルバムと評価されている、94年発売の4枚目のアルバム『MOTHER』
初回盤は前作同様に、CDの帯が紙でなく、透明なプラスチックになっている事。
メンバー個々の写真がついていて、CD盤面がピクチャーディスクになっている事。
バンドはヴィジュアル系と言う単語が認知され始め、勢いに乗っていた頃。
シングル曲で、プロモーションビデオが、レコード大賞のミュージックビデオ賞を受賞した「ROSIER」
オリコンで初めての1位を獲得した「TRUE BLUE」と、曲も当時の勢いを表している。
この曲を軸に、『IMAGE』の緻密さ、『EDEN』の透明感 に ダイナミックさと重厚感を足した感じ。
様式美とでも呼ぶんだろうか? 美しくも、解りやすいメロディーラインの曲が多いのが魅力。
名盤と評価される理由は、ここにあるんだと思う。
収録されている曲を順番に、
「LOVELESS」
幻想的で神々しい曲。
イントロからずっと流れる、左からのアルペジオと、
右からの流れるようなスライドギターの対比が美しい。
RYUICHIの歌い方も凛として 引き締まった感じで、好印象。
美しいメロディに、野性的ベース音が絡む LUNA SEAならではの曲。
「ROSIER」
LUNA SEAの代表曲と言えば、間違いなく この曲。
疾走感と、強烈なパンチ力と、凄まじいばかりの音圧に満ちている。
特に、怒とうの勢いのドラムと、重低音で地を這うようなベースは凄い。
頂点に昇りきるようなギターソロ。曲全体を支配する緊張感。
単純にカッコいいと言ってしまうには、もったいない曲。完璧!!
(前の日記に書いて、顰蹙を買ってしまった、
"ギターソロ後のシャカシャカ音は真矢のしゃもじ?"はINORANのカッティングに間違いないよ。)
「FACE TO FACE」
一転して、重低音のスローな曲。
ここでも特徴的なのは、どっしりとしたリズム隊の音。
重くゆっくりした曲なのに、インダストリアル風にもならず、全く暗くもないのが不思議。
「CIVILIZE」
ギターリフ主体のスリリングな高速曲。
曲の真ん中を境に、前後対象となっている変な作り。
この曲もそうなのだが、LUNA SEAの魅力の1つとして、
"キメ"、"タメ" があって、全員の演奏が、ビシッと一致する箇所 と コンマ数秒の無音部分。
他のバンドじゃ、あまりないような カッコよさがあるんだよね。
「GENESIS OF MIND ~夢の彼方へ~」
魂の叫びのようなミディアムバラード。
8分強の大作ながら、中だるみすることなく じわ~りと心揺さぶる曲となっている。
亡くなった友人への思いをこめた歌であるのは、振り絞るようなヴォーカルからも感じられる。
途中のアルペジオや、バイオリンの音色が効果的に響く、物悲しくも美しい曲。
「AURORA」
前曲の雰囲気を一掃するような、明るいポップな曲。
流れるようなメロディーと、せつない歌詞が、耳に残る。
「IN FUTURE」
ギターリフ中心の 超高速曲。
冒頭のエフェクトの掛かった声から、通常の声に切り替わる瞬間、なんだか、ゾクゾクしてしまう。
この曲も、"キメ"の部分が印象的。
「FAKE」
軽快な演奏に乗せて、実は大切な事を歌っている曲。
よく聴くと、後半部分のバックには、亡者の叫びのような「うぉ~」って声が聴こえる。
ある意味、メッセージソングなのでは、ないだろうか?
「TRUE BLUE」
前曲から、間髪入れずに 曲が始るため、緊張感が途切れない。
曲も演奏も シンプルなのに、なぜかムチャクチャカッコいい曲。
要所要所で、びしっと揃うキメの音、一瞬の空白音、この一体感がたまらなく気持ちいい。
(当時、社会人一年生として、新入社員の歓迎会のカラオケの場でこの歌を歌ったら、
皆からドン引き されてしまった (T_T) )
「MOTHER」
壮大なバラード。曲は異なるが、雰囲気としては、1曲目の「LOVELESS」に通じるものを感じる。
バイオリンのソロや、アコギのリズムを沢山取り入れた、癒しの曲。
「LOVELESS」で"愛を求め彷徨う"ところからはじまり、最終的に落ち着くところは、
"母なる愛"であるという。
優しさを感じるね。
と、あっという間の10曲、50分弱の世界。
色んなパターンの曲が集約されていて、美味しい作品。
圧倒的に誉めてしまった気もするが・・・
このアルバム発売前くらいから、リアルタイムで、聴き始めたので思い入れがあるんだよ・・・
(片寄ったレビューになってるかな?)
ホントに、このアルバムは良く聴いた。
CDで良かったね。レコードなら磨り減っているよ。
「ROSIER」なんて、何百回、何千回、聴いたんだろう?
ただ、この『MOTHER』が一番好きなアルバムかどうかは、分からない。
大好きなアルバムではあるけれど、それぞれに特徴があるからねぇ。。
あ~。実家に眠っているギター弾きたくなってしまった・・・
初めまして。最近よく、LUNA SEAのアルバムを聴いています。この
アルバムは、特に大好きな一枚です。好きな曲も、多いです。ファンの
方々がこのアルバムを、「最高傑作」と呼んでいるのが。本当に良く
分かります。
by 月 (2010-02-01 18:20)
☆ 月 さま
ご訪問ありがとうございます。
LUNA SEA いいですよね~
ボクの中では、やっぱ最高のバンドなのです。
このMOTHERもホント良く聴きました。
好きな曲多いし、全体的なバランスもいいし、確かに傑作です。
ROSIERなんて、ホント名曲。
また、訪問くださいませ。
by まちびとん (2010-02-07 03:43)