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読書感想@山口芳宏『雲上都市の大冒険』 [読書]

図書館で見つけた一冊。
いつものように、棚を だ~っと見ていて、緑色の背表紙に古風なタイトル に目が止まった。
手に取って見てみると、古風な表紙に"第17回鮎川哲也賞受賞"の文字。
雲上都市の大冒険

雲上都市の大冒険

  • 作者: 山口 芳宏
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
そのまま、レジへ Go
ではなくって、貸し出しカウンターへ Go


<あらすじ>
雲上の楽園と呼ばれ、近代的な鉄筋アパートが建ち並び、福祉的な設備の整った鉱山街が舞台。
その街の地下牢に閉じ込められていて、恨みを抱きつつ着々と復讐の計画を進行させている男。
彼は「二十年後に必ずここを出て、おまえらを殺してやる」と予告する。
そして、二十年後の昭和27年、完全に溶接された地下牢から、一晩で男は姿を消す。
彼を閉じ込めていた関係者が首なし死体となり、血文字が残される。
さらに続けて起こる連続殺人事件に、犯人からの脅迫状。
牢から一夜で消えた男が犯人なのか?

そこに登場する探偵は、なぜか二人。
気障で女たらしの美形で行動派の探偵と、独特な義手を持つ頭脳派の探偵。
さて彼らは、脱出トリックを解き明かすことができるのか。殺人事件の犯人は?

と、通常のミステリーとは、一風変わった印象。

<ちょこっと感想> ネタバレなし。
時代設定が古いためか、少年探偵団 とか 怪人20面相 みたいな雰囲気を全体的に感じた。
物語の伏線、強引すぎる展開、奇抜なキャラクター、そして、脱獄のトリック と、楽しんで読めた作品だった。
なんでもありの義手、なんでもありのキャラクターが、アニメ的であるようにも思えたが・・・
ミステリーと言うより、冒険小説なのか?
でも、面白かったよ。
分厚い本で、結構長かったけど、中だるみすることなく読めたよ。

最近世間をにぎわせているあるモノが作品のカギとなるんだけど・・・
読んでいて驚いたよ。

そんな訳で、
 ★★★★  (5点満点の4点)
(☆☆☆☆☆)
興味のある人はゼヒ!!


タグ:山口芳宏
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yuka

世間をにぎわせているあるモノ・・・・・なんだろう??????
それがめっちゃ気になるので
図書館ノートへ早速メモします (σ・ω・)σ
by yuka (2008-05-05 15:03) 

まちびとん

☆ yuka さま
X JAPAN や hide ではないことは確かです・・・なんて・・・
すみませんm(__)m
ちょっとだけアニメ的なのが気になる作品でしたが、結構お勧めです。
好き嫌いの好みが分かれるかも しれませんが、私は十分に楽しめました。

by まちびとん (2008-05-05 23:43) 

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