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読書感想。東野圭吾『夜明けの街で』 [読書]

今一番有名は作家に違いない、東野圭吾さん。
本作が彼の最新作。

夜明けの街で

夜明けの街で

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本

彼の作品は好きで、結構昔から読んでいた。
最初の頃は、学生中心の推理小説や、トリック中心のミステリーが多かったが、
その後、人情味あるミステリーや、理系風のサスペンス と、いろんな種類が増えていった。
そんな中、昔の作品では『変身』『パラレルワールド ラブストーリー』のようなサスペンス。
最近では『白夜行』が楽しめた。

さて、
試験勉強から開放され、久しぶりの読書時間。
そして久しぶりの、東野作品 ワクワクしながら読んだ。
内容は、不倫と過去の殺人事件がうまく絡んで行くもの。

家族のある男性が、同じ会社の女性と不倫関係になってしまう。
その女性は、もうすぐ時効を向かえる殺人事件の容疑者である。
彼女は犯人なのか?彼女を信じ、家族を捨ててまで、一緒になる覚悟はあるのか??

と言う作品であるが、何だか消化不足気味。
東野作品ということで、期待し過ぎたかもしれないが・・・
煮え切らない男性の姿を中心に不倫の話が多くって、ミステリーとしての要素が希薄。
男性は若い女性と不倫しながらも、今の家族も大切だったり、娘が大事だったりと優柔不断。
どこかの、恋愛小説みたい・・・
女性は殺人犯なのか?と言うあたりを推理していく内容がもっと掘り下げてあれば良かったのに・・・

男性を手玉に取る女性と、不倫を知った上で知らぬ振りして、普段と変わらぬ生活を送る妻に若干の驚き。
確かに不倫をするやつは馬鹿だと思うね。女性の方が、数倍したたかなんだね。
恋愛の話がここまで中心になっているのは、初めてなのでは?
次作に期待。。

★★★☆☆(5点満点で3点)

 


タグ:東野圭吾
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コメント 2

くるみ

お~~なんか昼どらの臭いがプンプンします(≧ω≦。)プププ
女子は、意外とはまりそうな物語です♪
by くるみ (2007-11-01 11:36) 

まちびとん

☆ くるみ 様

確かに、昼どら っポイかもしれません。
失楽園ほどいやらしい感じでもありませんでしたから。
中村俊介よりも、保阪尚希のほうが似合いそうな感じかなぁ?
by まちびとん (2007-11-02 02:20) 

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