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読書感想。『HERO 映画版』 [読書]


世間で話題となっているキムタク主演の『HERO 映画版』
本作は、その映画の脚本をもとに小説化したもの。

HERO 映画版

HERO 映画版

  • 作者: 福田 靖, 蒔田 陽平
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


この『HERO』ドラマの時、かなり面白かったので、今回の映画化も気になっていた。

さて、内容は、どんな些細な事件にでも真実を求め、情熱を注ぐ検事の話。
担当した殺人事件の裁判で、犯行を認めていた容疑者が無罪を主張。
単純な事件なはずなのに、大物弁護士が弁護を行なっており、
その背後には、大物政治家の贈収賄疑惑が絡んでいるらしい・・・
で、容疑者の有罪を調べていくんだ。

事件の大小に関わらず、また、相手がどれだけ大物であろうと、
被害者の心情を第一に考えで行動する、検事の姿に感銘を覚える。
みんなで力を合わせて証拠探しに向かうところも、いい感じ。
最後のシーンなんか、ウルッとくるよ。
こんな検事がいるといいのになぁ・・・と単純に思ってしまう作品。


以前のドラマを見ていただけあって、小説からではなく、以前の記憶から
登場人物像や、雰囲気が頭に浮かび、それぞれの人物を思い浮かべながら
本を読み、楽しむ事が出来た。

ただ、ノベライズ ということで、
会話主体で、小説と言うより、コミック的。
文章の視点が、同一の段落内で、ころころと変わり、あれっ?と感じる。
人物の描写が単純で希薄。
 と、難点あり。

以前のドラマをみていない人が、コレだけ読むと、内容把握に苦しむんじゃないかなぁ・・・
誰が誰だか解んなくなるよ。

内容は、面白かったよ。
1冊の本としては、少し評価が下がるけれど・・・

★★★☆☆(5点満点で3点+)


本を読んでから、映画を見るか?
映画を見てから、本も読むか?

最初に本読んでしまうと、映画を見るときにドキドキワクワク感が減るし、
最初に映画見ると、本を読む必要ない気もするし・・・
本と映画の話の違いや、どちらかにしかない話があるんだろうけどね。
そう考えると、この本の立場って微妙だね。

先入観不要なので、本は読まないで、映画のみにするのがいいのか?
そのほうが単純に楽しめるカナ?
それは個人の自由だぁ~。ね。

CM見ているだけで、映画公開楽しみ。
やっぱ、木村拓哉は今作もかっこいいんだろうね。 


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