CD購入:筋肉少女帯『月光蟲』 [音楽 -邦楽-]
中古CD買いましたネタ。
今回は邦楽ハードロック系。
ちょこちょこと買っている 筋肉少女帯(きんにくしょうじょたい)
これまでも記事にしてました。
1988年発売の1stアルバム『仏陀L』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2017-02-17
1988年末に発売された、2ndアルバム『SISTER STRAWBERRY』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
1989年発売の3枚目のアルバム『猫のテブクロ』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2017-03-03
1990年発売の4thアルバム『サーカス団パノラマ島へ帰る』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09
で、今回は1990年末の5thアルバム『月光蟲』
(TFCC-88003)
(TFCC-88003)
基本は正統派ハードロック。
これに、パンク+コミカル劇場+へんてこ文学世界 の入った音で、
この不思議な要素に引き込まれちゃっているのです。
これに、パンク+コミカル劇場+へんてこ文学世界 の入った音で、
この不思議な要素に引き込まれちゃっているのです。
オープニング、
1曲目「風車男ルリヲ」
アコギストロークと、大槻ケンヂの不気味な詩世界。
途中からは、ザクザクと切れ味抜群のメタル曲へ変わる。
とにかく恐怖の詩世界と、疾走メロディーに引き込まれる。
2曲目「少年、グリグリメガネを拾う」
前曲とのつなぎ間もなく、疾走曲。
歌詞はへんてこであるが、手数の多いドラムと、様式美ギター。
とにかくカッコエエ曲。
3曲目「デコイとクレーター」
珍しく、哀愁バラード。
ドラマチックで気だるい感じ。
この曲でベースラインが目立つね。
4曲目「サボテンとバントライン」
曲より完全に歌詞に引き込まれるもの。
ひとつのドラマとなっている。
明るめロックであるが、オーケストラをバックにどんどん盛り上がっていく。
ドラマティックでよろしい。
5曲目「夜歩くプラネタリウム人間」
変拍子のリズムでドラマティックなサビ。
歌は女性ボーカルとの掛け合いとなっていて、イイ意味インパクト。
ここでもギターソロは冴える。
ルルル~リララ~♪ とコミカルなんだけどね。。
6曲目「僕の宗教へようこそ(Welcome to my religion)」
テーマが宗教。この時期は例の○○○心理教が事件を起こす前。予感していたのか?
アンテナ売りが主役の縦ノリのパンク系
7曲目「悲しきダメ人間」
アコギの小曲。
のんびりほんわかで和む感じ。
8曲目「少女の王国」
哀愁系バラード。
大槻の詩世界に絡んでくる橘高のドラマティックギターがとにかく切なくって泣ける。
演奏だけ聞いていると、完全に90年代の洋楽HRなんだよね。。
これも1曲で一つの世界を構築している。
9曲目「イワンのばか」
Yngwie Malmsteenの「Eclipse」にそっくりのフレーズで幕開ける疾走曲。
ドラムもベースも、とにかく疾走して、印象はHELLOWEENのジャーマン系。
ギターは自由奔放で、完全にイングヴェイね。
ネオクラシカル系が好きな人は必聴。
この曲に乗ってくる詩が、全く意味不明なのも、筋少ワールドね。
10曲目「少女王国の崩壊」
ラストを飾る、幻想的でちょっと不気味なインスト。
エレキギターの主旋律部分と、哀愁のアコギのメロの組み合わせが良い感じ。
と、あっという間の10曲40分。
意外と正統派メタルのアルバムで、うまくまとまっている印象。
詩世界もこだわりがあり、狂気に向かっていく人をテーマにした感じ。
これは良く出来ているアルバムであるわ。
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