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CD購入:大村孝佳『EMOTIONS IN MOTION』 [音楽 -邦楽-]



中古CDを入手したので、その感想でござる。
今回は、日本のギタリストのアルバム。
そのギタリストってのが、大村孝佳 ってお方。
洋楽ハードロックバンドにも認知されているという アイドル系メタルユニット BABYMETAL のギタリストであるが、ボクの認識としては、2014年に鳥取であったMarty Friedman(マーティー・フリードマン)のライブでのサポートギタリストで正確なリズムを刻んでいた人として見たもの。

で、彼のソロアルバムが店頭あるのを発見。
名前を見た瞬間に思い出したのはラッキーだったな。
入手したのは、2007年発売の3枚目のアルバム『EMOTIONS IN MOTION』
大村孝佳『EMOTIONS IN MOTION』.jpg(TNCH-28)

大村さんのソロだって事しか知らずに購入したのだが、
中の音を聞いて、予想以上に正統派ハードロックで喜ぶとともに、
全曲歌入りであり、参加ミュージシャンを見てさらに狂喜乱舞でしたわ。

ということで、10曲入りの本作。
4人のボーカルが参加。
ギターとベースが 大村氏。
あとの、ドラムスキーボードは日本人である。

で、驚くべきは、参加のヴォーカルである。
再結成RAINBOW、Yngwie Malmsteen バンドに居た
  Doogie White(ドゥギー・ホワイト)
こちらは有名 RIOT の
  Tony Moore(トニー・ムーア)

Don Dokken が見出したとかでデビューした XYZ の
  Terry Ilous(テリー・イルス)
懐かしのアメリカンハードバンド DANGER DANGER の
  Ted Poley(テッド・ポーリー)

という訳で、1990年代のメタルファンには馴染みの深い人ばかりなのである。
全10曲中で
1曲目、5曲目 が、Doogie White
2曲目、6曲目 が、Tony Moore
3曲目、7曲目、9曲目 が、Terry Ilous
4曲目、8曲目、10曲目 が、 Ted Poley
と、きちんと順に配分されている。

曲は、ギターがぐいぐいと曲を引っ張っていく、正統派のメタルもの。
高速フレーズで、印象としては、Impellitteri(インペリテリ)に近い。
疾走メタルと、哀愁ミディアムから成るアルバム。

Doogie White の声は、腹の底から振り絞るような感じで朗々と歌い上げる力強いもの。
Tony Moore の声は、まさにRIOTで、パワフルなハイトーンで、鋼鉄の咆哮といった感じ。
Terry Ilous の声は、じめっとした哀愁を含み、伸びやかなもの。
Ted Poley の声は、ソフトな哀愁感を携え、優しく力強い感じ。

曲調にヴォーカルを合わせたっていうこともあるだろうが、
2曲目の高速メタルなどは、完全にRIOTであるし、
3曲目、4曲目、7曲目、8曲目、9曲目、10曲目と、ここもヴォーカルに寄るのか、
80年代後半90年代前半の哀愁系メタル の香りがプンプンするのである。

ただ、曲によってヴォーカルが変わってしまうことが、全体の統一感を減らしているかな?
Terry Ilous か、Ted Poley が全部歌っていたら、良かった?と思えなくもない。。

とはいえ、秀逸なアルバム。
これだけの曲と、ギタープレイを当時22歳の若手が作っていたというのだから驚きである。

聞くべし、聴くべし!!

EMOTIONS IN MOTION

EMOTIONS IN MOTION

  • アーティスト: 大村孝佳,大村孝佳,Ted Poley,Doogie White,Tony Moore,Terry Ilous,Pat Fontaine
  • 出版社/メーカー: Tricycle ENTERTAINMENT
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD


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