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読書感想@水木しげる『妖怪大戦争』 [読書]


お久しぶりね の読書感想は、ゲゲゲの鬼太郎の作者 水木しげる さんの『妖怪大戦争』

と言っても、この本 近所の図書室にあった児童書で、
表紙を見て娘が読みたいって言って借りたもの。
妖怪大戦争.jpg
表紙の、マイナー臭さが、なんだかそそるね。
鬼太郎も、現代風の絵ではなくって おちょぼ口が かわいい感じ。

さて、この『妖怪大戦争』
以前に読んだ荒俣宏『妖怪大戦争』とは、全く別物。
こちらには、きちんと 鬼太郎が登場する。
発売は、1983年 となっていて、”水木しげるのおばけ学校” と云う シリーズの一作。

沖縄に、西洋の妖怪が押し寄せてきて、土地を占領してしまい、
それを 鬼太郎たちが取り返しに行く話。

退治に行くのは、鬼太郎、めだまオヤジ(本書では教育上の理由?か、目玉のおとうさん となっている)、すなかけばばあ、子なきじじい、一反もめん、ぬりかべ、ねずみ男  と、ファミリー総出演。
対する、西洋妖怪は、おおかみ男、ドラキュラ、フランケンシュタイン、魔女  と、これまた豪華競演。

戦いの様子や、エピソードなど、結構話が濃くって、児童向けと 言うにもったいない作品。
娘に読み聞かせながらも、自分もハラハラとページをめくっていたよ。

鬼太郎が、髪の毛の”毛ばり”を使いすぎて、つるつる坊主になってしまうあたりは、笑ってしまったけれど・・・

途中かなり盛り上がったのに、結末は ちょっぴり消化不良。
とは言え、意外と楽しめたよ。

今でも、こんな本があるんだねぇ~ と、懐かしかったよ。

この本があったのは、最初に書いたように、近所の図書室。
いつも利用しているのは、県立図書館、市立図書館で、みんなの利用率が高いため、人気のある本なんかは予約がいっぱいで、すぐには借りて読むことが出来ない。。

が、この近所の図書室(車で5分かからない場所)は、人も少なくって、人気薄。

市町村合併の関係で、沢山の町村が鳥取市に合併されてしまい、現在の鳥取市があって、
その影響で、色んな施設が、統合したり、無くなったりしているんだけれど、
この図書室は、市町村合併後も、旧町村の図書館として、残っているんだ。

そんで、新刊も 少ないながらもキチンと入庫されるので、話題の本が意外とあったりする。
コレ 結構便利。
ただ、目立つところには、新刊しかなくって、
それ以外の 以前に発売された文芸書は別室にあって電気も消えた部屋にあるんだ。
入った人が 電気を灯けるシステムとなっている。ISOだね・・・

子供の本も、たくさんあって、今回の 水木しげる の本なんかも、古いながらも何冊かあったんだよね。
ホント貴重。
(こちらは、1階のちゃんとした部屋にあります。)

こういった地方の図書館(図書室?)無くさないで欲しいね。
地域に密着した・・・と言うのか、ホントに大切な施設だよね。。


タグ:水木しげる
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みみちゃん

こんにちは。
鬼太郎は結構好きなんですけど、
マンガでは読んだことがありません……。
いまや貴重な1冊なんでしょうね。
うらやましいなあ、こういうものをなくしてほしくないなあ。
by みみちゃん (2008-10-29 21:48) 

まちびとん

☆ みみちゃん さま
表現力不足で、すみません。
読んだのは、マンガではなく、活字モノなのです。
小学生向けの児童書のようですね。
ページ的には、見開き2ページで、絵が6割、大き目の字が4割くらいです。 本としては、はじめてみるものでした。
by まちびとん (2008-10-30 02:51) 

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