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CD購入＠聖飢魔ＩＩ『FROM HELL WITH LOVE ～地獄より愛をこめて～』　[音楽 -邦楽-] [編集]

だんだん飽きてきた・・・中古CD買いましたネタ。
今回は、最近集め始めた聖飢魔II（せいきまつ）

先日、1985年のデビューアルバム『悪魔が来たりてヘヴィメタる』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2014-02-13

1986年の2枚目のアルバム『THE END OF THE CENTURY』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2014-02-04

と、2枚感想書いた。

で、今回入手したのは、1986年の発売の3枚目のアルバム
『FROM HELL WITH LOVE ～地獄より愛をこめて～』
聖飢魔II FROM HELL WITH LOVE 地獄より愛をこめて.jpg （32DH-554）[中古購入価格は700円]

前作が1986年4月で、本作が1986年の11月というのだから、半年のスパンでアルバム発売って事で頑張っておりますな。。

が、前作と比べて、ベースが交替しており、メンバー（構成員と呼ぶ）は、

ヴォーカル：デーモン小暮
ギター：エース清水
ギター：ジェイル大橋
ベース：ゼノン石川
ドラムス：ライデン湯沢

となっている。

音楽は、やはりブリティッシュ系の湿っぽさを含んだ正統派ハードロック。
まだまだ、デーモン閣下の声が若く、パワー不足にも感じるが、
流れるような感じのツインギターがなんともカッコよいのである。

収録は全10曲で、全42分。
1曲目「DEATH LAND」は、冒頭の意味不明の言葉(逆回転させれば何と言ってるかわかるらしいが・・・)で始まる、疾走スピードチューン。完全にRAINBOWの「Kill The King」風であり、ツインギターの絡みがイイ感じ。
2曲目「APHRODITE」は、ポップなメロディをタイトなリズムとへヴィなリフで味付けしたロック曲。
歌詞の中で「Cool soul but burnt」が「クソババア」と聴こえるのは狙いだね。
3曲目「モアイM・O・A・I (MARAE)」は、重いスローテンポの曲で、どことなくBLACK SABBATH的。途中からリズムが速くなり、疾走チューンとなるのが何ともカッチョエエのであるが、再びスローテンポの暗い曲に後戻りして終わる展開。
4曲目「EL・DO・RA・DO」は、シングルカットされたのか？聞き覚えがあった曲。メロディアスでいて、キャッチーなサビの逸曲。邦楽ハードロックの中でも名曲に入るんじゃないか？勇壮なリフと、哀愁と、コーラル。これはイイ。
5曲目「悪夢の叫び」は、イントロの速弾きギターから気分が上がるが、曲そのものはミディアムテンポの普通の出来。
6曲目「魔界舞曲」は、転調を繰り返すものの、ドラマティックで複雑な展開の曲。どこかダンサブルで、唯一横ノリ系の曲。
7曲目「アダムの林檎」は、再び高速疾走曲。これも「Kill The King」風のイントロで文句無し。曲中の美しいアルペジオであったり、「アアア～ア!」と、LED ZEPPELINの「Immigrant Song」的要素であったり、とにかく満載。全体としてはJUDAS PRIEST的。
8曲目「秘密の花園」は、明るめのホンワリとしたバラード調の曲で、クリーントーンのギターが映える。後半は完全なバンドサウンドとなり盛り上がるパターン。
9曲目「FROM HELL WITH LOVE」は、閣下のMCで始まるへヴィーなリフが全編に響き渡るドラマティックで壮大な曲。歌詞カードの曲の時間部分には 6:66 ってなっている所にも、こだわりを感じる。
10曲目「地獄への階段」は、もうタイトルからして・・・LED ZEPPELINの「Stairway to Heaven」をモチーフにした曲。イントロからして、歌い出しから、全て似ているのだが、１分程度歌ったところで、「時間がなくなったので、こっから先はミサで会おう」と言って終わってしまう。

全体的に短めであるが、メロディアスな曲が多く、ギターをはじめとして演奏が上手いのが良い!!
どことなく、コミックバンド的な要素も無きにしもあらずではあるが・・・カッチョエエところが多いのだ。

今回は、JUDAS PRIEST に LED ZEPPELIN と RAINBOW の要素を加えたとにかく正統派路線。こういった音楽好きですよ、ボク。。