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読書感想。五十嵐貴久『1985年の奇跡』 [読書]

次々と、いろいろ異なったジャンルで、イイ作品を出してくれる五十嵐貴久さん。
今回の『1985年の奇跡』は青春野球小説。
ホラー、SF、サスペンスと、書き分けていて ホントに多才だね。
1985年の奇跡

1985年の奇跡

  • 作者: 五十嵐 貴久
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本
1985年の奇跡 (双葉文庫)

1985年の奇跡 (双葉文庫)

  • 作者: 五十嵐 貴久
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫

舞台は1985年。高校の超軟弱野球部の話。
練習もしないで、おニャン子倶楽部の話ばかり。
「夕やけニャンニャン」の放送が始める前には、練習を終えてしまうような部員達が主役。
そんな野球部に、有名高校のエースが肘を壊したからと言って、この高校に転校してきて、野球部員となる。
実はそのエース、ひょんな事から、実はボールが普通に投げられることが判明し、ピッチャーとして活躍。
美人マネージャーも参加し、最初の地区予選大会で、完全試合を1人で成し遂げてしまう。

と、ここまで読むと、あだち充 のH2じゃないかぁ??と思ってしまうが・・・
その段階は、まだまだ出だしの部分。

実は、そのエースには、誰にも言えない秘密があって・・・
それに対抗すべく、部員達が結束していく・・・

と物語は、ジェットコースターのごとく、テンポよく進んでいく。

面白かった。あっという間に読んでしまったよ。
テーマは、軽いようでいて、実はしっかりしている。
青春の1コマとして、経験とか、勇気とか、いやぁ~青春しています。

これ、映画化というか、映像化したら かなりイケそうだと思うよ。
最後のシーンなんか、ホントにドラマの一部分としてイメージが浮かんできたよ。

けっこう ウルウルっと来たよ。
爽やかな青春小説って訳ではないけれど、お勧め。


 


タグ:五十嵐貴久
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みみちゃん

こんにちは。
前回来たときは投稿失敗したんですが、今回はイケそうなので。
いいですね、こういうお話は。
俺は読んだことがないけど、いつも思っています。
「もう一度学生時代をやり直せたら、どういうことをやりたいかなあ……。」
たぶん、そのカタログみたいな本でしょうね。
by みみちゃん (2008-03-16 16:45) 

まちびとん

☆ みみちゃん さま
たまにコメント投稿失敗しますね。
送信後にUPされていないとちょっぴり悲しいっすね。

確かに、学生時代をやり直せたら・・・と考えることありますね。
もっと勉強した方がいいんだろうけど、結局昔と変わらず好きなことやっている気がしまうね(^^)
でもやっぱ、あの頃が懐かしく感じられますね。
by まちびとん (2008-03-17 23:02) 

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