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CD購入:lynch.『THE AVOIDED SUN』 [音楽 -邦楽-]


CD買ったので感想の会。
今回は、邦楽ハードロック系。
どちらかというとヴィジュアル系に属されるであろうラウド系バンド lynch.(リンチ)
2004年デビューの5人編成のバンド。
ヴォーカルの葉月さんと、ギターの悠介さんが、LUNA SEAのSLAVE経験もあり、
音楽を始めたきっかけが、LUNA SEAだと言うことで、気になっているバンドである。
以前にアルバムを聴いて痛く衝撃を受けたバンドである。
入手したのは、2007年発売の2枚目(フルアルバム)となる
『THE AVOIDED SUN』
lynch『THE AVOIDED SUN』.jpg(MWRE-007)
音はラウド系の疾走系メタル。
ツインギターであり、片方はアルペジオが多い感じ。
哀愁系のロックであり、LUNA SEAらしさをプンプン感じる。
ボーカルは深みのある艶っぽい声で、しっとり歌う部分と、完全なデスボイス吐き捨て系を交えるもの。
しっとり歌う部分は、ROUAGE的で、吐き捨て部分は、初期Dir en grey 見たいな感じなのね。

アルバムは全11曲40分強とコンパクト。
気に入ったので全曲感想。
1曲目「liberation chord」
 メロディアス系疾走ハード。
 哀愁メロを艶っぽい歌声で歌い上げるかと思っていると、サビでは絞り出すようなデスボイス。
 ここの落差がすごいが、全編を覆うのは、しっかりした土台のメロウなロック。
 曲間のクリーンのアルペジオが良い味を出している。
2曲目「I'm sick, b'cuz luv u.」
 野性的なドラムと、吐き捨てボーカルで始まる曲。
 メロディアスなクリアな声と、シャウトが交互に繰り返されて、サビはデスボイス。
 とにかくパワフル、熱く疾走感のある曲。
3曲目「roaring in the dark」
 イントロ後、即サビというオープニングであったり、全体的な曲展開が、
 某バンドであったり、その後のV系バンドの王道のサウンド的でなんだか嬉しい。
 切ないメロディーの後に、シャウトが来るのがこのバンドの持ち味なんだと気づかされる。
 ここでも、アルペジオがいい味出していて、やはりLUNA SEAの影響を感じるもの。
4曲目「ecdysis」
 3曲目までが疾走系であったが、ミディアムテンポにダウン。
 ダークであり、ヘヴィなサウンド。ギターリフがLUNA SEA「FEEL」じゃないか?とニヤリ。
 シャウトも少なく、哀愁のロックでしっとり聴かせる感じの歌となっている。
5曲目「forgiven」
 ザクザクと切り込みギターリフから一転して、哀愁のミディアムバラードとなる。
 しっとり歌い上げており、艶っぽい歌声が何とも物悲しくって切なくって良い。
 ギターソロも哀愁を帯びてて、泣ける感じ。これもリフが「FEEL」に聞えてしまった。
6曲目「anemone」
 哀愁メロディアスのミディアムテンポ。
 ギターが重く引きずるような部分と、切れ味の良い部分と交互に出て来るのが印象的。
7曲目「the universe」
 ボーカルにエフェクトのかかった、モダンへヴィの曲。
 モダンへヴィネス系のリフが聴けるミドルテンポのラウロドック。
 シンプルな展開。
8曲目「dazzle」
 疾走一辺倒のラウドロック。
 シャウトと吐き捨てで、荒々しいモノ。
 猪突猛進でヘヴィなリフで覆われた感じで、とにかく荒々しい。
9曲目「enemy」
 前曲に引き続いて、ゴリゴリの吐き捨て系疾走曲
 疾走一辺倒であっという間に終わる。
10曲目「prominence」
 テンポがおちて、ダークなバラード曲。
 ボーカルにはエフェクトが掛り、もの悲しい雰囲気を醸し出す。
 バックのサウンドは壮大で、ドラムは単調。
 ギターの音が哀愁を増している。
11曲目「from the end」
 憂いのメロディーの哀愁バラード。
 クリアなギターが、癒しをくれる。

という事で、全11曲
前半部分の疾走曲と、中盤の吐き捨てラウド、後半の哀愁バラードと、展開も良い。
全体としては、激しさの中に秘めた哀愁メロディーが耳というより、心に残る。
吐き捨てシャウトがどうしても、好きになれないが、楽器の一つと思えばよいかな。
全体的に哀愁を帯びた物悲しさと、ラウド系ロックの融合が見事であると言える。
愁いのボーカル、ツインギターで、左はクリーンアルペジオ、ドコドコ疾走のドラム と、おいしい要素満載。

このバンドは要チェックである。
 

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