読書感想@曽根圭介『沈底魚』 [読書]
今回は、第53回江戸川乱歩賞受賞作品。
なので、新人さん。
タイトルからは、内容がさっぱり検討つかない作品。
『大物の沈底魚が、日本に潜っている』との宣伝文句。
主人公は、公安警察。
日本の国家機密を漏らしている者がいて、それが、大物国会議員である。と言う噂。
いや、実はそれは、デマで、その国会議員を失墜させようとする側の策略だ。と言う噂。
主人公までのが、スパイだと噂され、だれが、本当で、誰がスパイなのか?
徐々に明かされていくストーリー。
公安警察内部事情を含めて、淡々と進んでいく話で、事件らしい事件はほとんど起こらないままだった。
作品的には、地味。
印象としては、横山秀夫風ではあるけれどね。。
なにが本当で、何が嘘だか、良くわからないまま進んでいった話だった。
江戸川乱歩賞受賞作 なので、巻末に選評があって、その中で普通に出てくる
"エスピオナージ" って単語。
良くわかんなくって、ネットで調べたら、谷村新司の作ったアリスの歌だって・・・
ではなくって、スパイと言う意味らしい。。
知らなかったねぇ~
って言うか、普通にスパイ小説って書けばいいのにね。難しく書かなくったっていいのに・・・
と言うことで、僕的には盛り上がりに欠けた作品だった。
多分、理解力が乏しかったんでしょう。ううむ残念。。
と言う訳で、点数としては、
★★☆ (5点満点の2.5点)
(☆☆☆☆☆) くらいかな・・・
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