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CD購入:Merry『nuケミカルレトリック』 [音楽 -邦楽-]


中古CD買いましたネタ。
久しぶりに、V系。
入手したのは、Merry(メリー)

新しめのアーティストはあまり買わないのだが、ネオ・ヴィジュアル系と束ねられる中でも、
ナカナカ個性的で好きなバンドの一つである。

以前にも、
インディーズ2枚目『モダンギャルド』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2014-03-11
インディーズベスト『個性派ブレンド クラシック』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2011-09-21
メジャー3枚目『M.E.R.R.Y.』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2008-06-27
と紹介してる。

今回はメジャー1枚目(通算3枚目かな)『nuケミカルレトリック』 2005年発売モノ
merry nuケミカルレトリック.jpg(VIZL-149)

レトロック と称されるレトロ風なロックが持ち味のバンド。
どこかに昭和歌謡を感じるハードロック。

カスレ気味で、裏返りそうで・・・裏返らないという、ちょっと微妙な感じのハスキーヴォーカル。
リフを刻むのと、メロを奏でるのと左右でキチンと振り分けられたギター。
ブリブリとかなりの存在感のベースと、軽めの音でバタバタと手数の多いドラム。
演奏はバラバラの個性であるが安定している。

アルバム全体から感じるのは古臭い演歌っぽい哀愁のフレーズの応酬。
独特のメロディーと、ギターの音色がとにかく個性的。

1曲目「デジーノート」の出だしは、何故かデジタルノイズのビートで始まるが、その後は聞き覚えのある哀愁ギターのリフのインスト曲。
2曲目「首吊りロンド」は疾走曲。Aメロは冴えないが、サビはメロディアスでいい感じ。
3曲目「迷彩ノ紳士」は、パンキッシュでリズムの跳ねる曲。ギターはここでも哀愁のフレーズを炸裂。
4曲目「溺愛の水槽」は、メロディアスで激しいロック曲。哀愁と激しさが上手くミックスされた秀曲。
5曲目「薔薇と片隅のブルース」は一転して、ジャズ風のリズムのバラード
6曲目「悲しみブルートレイン」も哀愁メロディアス。とにかく線の細いギターが、単音で昭和歌謡的な哀愁フレーズを奏でて、これにこれ以外の楽器がおまけについてくる感じ。
7曲目「アタシは捨て猫」は、軽めの疾走バラード? これまた哀愁ギター炸裂。
8曲目「Shambara」は、ダークな曲に絡む哀愁ギター。明るいサビの繰り返し。どこか以前の黒夢を感じてしまった。
9曲目「ニセモノ天国」は、パンキッシュな曲。ボーカルの歌い方が完全に黒夢の清春的である。
10曲目「リフレイン~土曜日の涙~」は、ミディアム哀愁バラード。これがナカナカヨロシイ感じ。サビの切なさがなんともいえない。
ラストの11曲「空っぽな歌」は、唯一?のメジャーキーの明るい曲。みんなで歌って盛り上がっていこう的な雰囲気の曲。印象はLUNA SEAで言う「WISH」

と全11曲で、38分という超コンパクト。
ギターのフレーズが似たような昭和メロを弾くため、どれもがどこか似た様な曲に感じてしまうことも・・・

とにかく不思議で独特の哀愁ハードロックであるね。ボクは好きだよ。。

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という事で、個人的評価
★★★★☆
昭和哀愁メロディーを取り込んだロックの名盤
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nuケミカルレトリック(初回限定盤)(DVD付)

nuケミカルレトリック(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: メリー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/07
  • メディア: CD

nuケミカルレトリック(通常盤)

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  • アーティスト: メリー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/07
  • メディア: CD

タグ:merry
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