思いがけないところで手に入れた、BUCK-TICKの最新ベスト盤『CATALOGUE 2005』
デビュー作から、2005年までのもので、
最新アルバム『天使のリボルバー』を除いた全作品からチョイスされている。
いままでのレコード会社を、キチンと含まれていて、
ビクター・マーキュリー・BMGと会社が網羅されている。
で、どうやらメンバー選曲による初めてのベストアルバム。

この写真にあるように、正規盤ではなく、サンプル盤。
ここで紹介してよかったんだろうか?なんて思いながらも・・・

CATALOGUE 2005

  • アーティスト: BUCK-TICK, 櫻井敦司, 今井寿
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: CD

↑これが正規盤
さて、2枚組み全33曲。時間にして、160分はナカナカのボリューム。
どわぁぁ~ っと、通して聴くだけでも、すっごく濃密な時間。
20年前から、現代までの音の変化を、あっという間に体感できた。

初期作品から聴き始めたときは、キラキラした音に驚いたんだけれど、
そんな、気持ちはすっかり忘れてしまっていて、
BUCK-TICKといえば・・・今の重厚なサウンドに慣れてしまっていた事に気づいたよ。
初期作品なんか、すっごい久しぶりに聴くねぇ(^^)

そんな作品。並んだ並んだ33曲。

それぞれが、時代時代の代表曲に違いないね。

さてさて、自分なりの印象感想。全曲行きます!!
(個人的な意見なんで、ファンの方怒んないでくださいな)

「HURRY UP MODE」
 声が若いっ!!
 デビュー インディーズアルバム『HURRY UP MODE』曲。
 今では想像出来ないほどの チャラチャラしたギターが印象的。
 サビの部分の早口部分と軽快なリズムがイイ感じであるね。
 あ~この作品は、87年だって・・・ホント20年以上前だね。

「SEXUAL×××××!」
 まだまだ軽い!!
 メジャーデビューアルバム『SEXUAL×××××!』曲。
 前曲より、さらに軽いリズムと、チャラチャラギターが耳に残る。
 BOOWYみたいなサウンドを目指していたんだろうかなぁ?

「PHYSICAL NEUROSE」
 どんどん軽めのサウンドになっていく~~
 ノリノリなサウンドでいかにも若手です。ってサウンドで、印象薄い。
 ここまでは、ホントに軽めサウンド。

「JUST ONE MORE KISS」
 おっ。演奏落ち着いたね。
 誰もが知ってる、シングル曲。じっくり聴き始める前までは、BUCK-TICKと言えば、この曲!!だった。
 あと、後で出てくる「ドレス」ね。
 ようやく、ギターの音に変化が・・・ディストーションの効いた印象的なフレーズ。
 ジャッジャッジャッと揃ったリズムが心地良い。
 
「スピード」 
 まだまだ若い印象。
 バックで自由奔放に弾いているギターが印象的。
 特有の電子音が聴こえ始めたねぇ(^^)
 『女の子~男の子~』って歌詞は、郷ひろみ かと思うね。
 
「さくら」
 ゆったりとしたバラード調。
 どこか和風なギターソロが、カッコいい。

「JUPITER」
 これも、スローテンポの曲。バックのシンセサイザー、コーラスが効果的で神聖な印象。
 初めてCD入手したのが『狂った太陽』で、その中で、真っ先に気に入った曲
 収録されているのは、シングル盤なのかな?なんとなくアレンジが異なるような・・・
 気のせい?確認してみよう

「ANGELIC CONVERSATION」
 バンドサウンドとして、一体感を感じる曲。

「ICONOCLASM」
 ライヴのオープニング風エフェクト系。
 『TABOO』ではなく、再録の『殺シノ調べ』のほうのアレンジ曲。
 PENICILLINの初期曲「In the Kingdom of the Moonlight」を思い出してしまうが、
 どう考えても、こちらの方が発表が先なんだね。
 不思議な印象の曲。
 
「悪の華」
 疾走感が文句なしにカッコいい。
 LUNASEAの「MECHANICAL DANCE」は、この曲に影響されているらしい。
 これも再録の『殺シノ調べ』からのもの。演奏しっかりどっしりしてて、好いね。
 
「ドレス」
 あ~。。泣ける~。。
 文句なしに一番好きな曲(の内の1曲)。
 しっとりと物悲しくメロディは、いかにも星野曲。
 学生時代に友人から、借りたCDシングルを何度も何度も聴いたよ。
 一番最初に聴いた曲のため、特別な存在だね。

「鼓動」
 前曲「ドレス」の頃からか、櫻井さんの声質?歌い方が変わったのか、より艶っぽく、色っぽく感じる。
 緩やかに流れるような曲だが、盛り上がりに欠けるかなぁ。

「唄」
 どっしりしたねぇ。。
 ノイズ、ボーカルエフェクトが、印象的ではあるが、なんとなく地味なんだねぇ・・・
 演奏が安定しているからそう感じるのか・・・

「キャンディ」
 一転して、軽快なメジャー曲。
 ノイジーなデジタル風ギターがいかにも。。って感じ。
 印象的なフレーズ"テテテ テテテ~ テテテ テテテ~"が頭に残り、この曲も、結構好きだね。

「COSMOS」
 アルバム『COSMOS』ラストを飾る曲でゆったりとした壮大な曲。
 単純に壮大なだけでなく、ラストにノイズギターが混じって、独特。
 アルバムの中でも、気に入っていた曲

「MY FUCKIN' VALENTINE」
 なんだなんだ!!突然印象変わる。
 アルバム『SEXY STREAM LINER』の中のある意味一番代表的な曲?
 デジタル要素が一番出ていて、ピコピコ音と、ラップが、これって本当にBUCK-TICKと思わせる。
 が、今聴くと、これも、BUCK-TICK音だと違和感無く普通に思っているのが不思議だね。
 最初聴いたときは、びっくりした。
 
「ミウ」
 これまた泣ける(T_T)
 アルバム未収録のシングル曲ではないか?
 「ドレス」風の、しっとりと物悲しい曲。
 これも星野曲なんだろうね。すっごく好きな感じ。日本人的なメロディだね。
 彼らの曲って、バックに色々な音が隠れて流れているのが多いのだけれど、これもそう。
 

と、ここまで、前半戦のDISC-1。
これだけでも、結構音楽性の変化 と言うか、成長がはっきりわかるよね。
とはいえ、BESTって、曲のピックアップに過ぎないので、やはり聴くならアルバムだよね。
初期の方のアルバムなんて、最近ほとんど聴いていなかったんで、久しぶりに聞いた曲が
新鮮だったりして・・・

全曲書くつもりが、1枚で力尽きた・・・orz
続きのDISC-2は、次回へ続く・・・