なかなか、読書の時間って取れていないんですよね・・・読みたい本沢山あるんだけれど(>_<)
で、今回読んだのは、今一番売れている作家なのでは？の 東野圭吾さんの新作『パラドックス１３』
簡単なあらすじ（ネタバレ無しで・・・）はと言うと、
ある3月13日13時13分からの13秒間、地球は“Ｐ‐１３現象”に襲われると、科学者から報告を受ける総理大臣の場面がイントロ。ブラックホールの影響で、宇宙にひずみが生じ、13秒空白に陥るという現象だが、特に問題はない筈だが、何が起こるかは予測不可能。政府は対策本部を設置し、その時間帯には政府は、関係者へこの時間帯に変わった事を行わないように通知するのだが・・・
んで、場面は変わり、その当日。主人公となる警察官が犯人を追っている場面から、事件が起こって、ふと気付けば、周りから人が全て消えてしまっているいるいう場面に出くわす。
東京都内で、全て人が消えてしまっている状況の中、残ったホンのわずかな人々が集まっていき、行動を共にし、生きて行こうとするのだが、異常気象・大地震と次々と異変が起こっていく。そんな中、生き残った人々がどう生きていくのか・・・
世界はどうなるのか？
とこんな感じですね。。
完全なＳＦは世界。
理系作家の東野さんならではの作品。
ミステリーって謎解きの要素は無くって、どちらかと言うと、人々のドラマがメイン。
高齢化、少子化、名誉、食料問題、安楽死 などなど・・・生きることに関する色々なテーマが盛り込まれていて、ちょっと考えさせられる事もある、社会派ドラマ的。
人間は極限状態で、どのように行動するのか・・・
ラストは どうなってしまうのかと ドキドキしながら読んでしましたね。
・・・とは言いながら、読み終わるのに、１月かかってますが(^^ゞ
この作品、確実に映画化されるだろなぁ～って感じたね。
コレ読みながら、昔好きで読んでいたマンガで、望月峯太郎の『ドラゴンヘッド』を想い起こさせましたね。
あれも、映画化されたんだよね・・・
テーマは、ありがちかも知れないけれど、面白かったよ。
東野作品読んだ事無い方も読んでみてはいかがでしょう？
好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
高価な単行本なので、まずは、図書館で・・・