今回の読書感想は、
ご存知、お笑いコンビ 麒麟の田村 の書いた自叙伝・・・貧乏話の本。
ホームレス中学生
- 作者: 麒麟・田村裕
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
気になったので、思わず手にとり、読んでしまいました。
あらすじとしては、田村の父の、事業失敗だか?会社をくびになった事?により、一家は破産。
田村が帰宅したときには、家財が差し押さえられている。
そこに、帰宅してきた父の驚くべき 一言『解散』
これにより、一家(兄・姉・本人)は、ホームレスとなってしまう。
そんな中、強く・たくましく 生きていく話。
ベストセラーでもあり、映画化もされ、かなり有名な話となってしまっている内容。
この本で、味わったのは
・家族の温かみ
・味の向こう側
家族を放り出した父 からではなく、先に他界してしまった母、そして兄姉。
ここから ホッコリとしたぬくもりを感じた。
それと、空腹を紛らわすため、満腹感を感じるためと、お米を何百回も咀嚼する事で、
今までには感じられなかった、お米のふわっとした甘さが感じられたと言う事実。
一口のご飯で、10分も噛んでいると、口の中からお米が消えかかった頃に
”ふわっとした甘さ”が感じられるんだと!!
この『味に向こう側』と名づけられた味を体験したい!!
とのことで、夕食時に、実際に試してみた。
まず、ちょっぴり多めに、ご飯を口に含んでみる。
噛む事 30回目。
だんだん口の中のご飯が とろけてくる。
50回目。
顎が だるく なってきたので、噛む事を小休憩。
再び噛む事開始して 70回目。
口の中のご飯は ざらざらのスープ状態。
90回目。
既にお米の歯ざわりはなく、奥歯で噛むことが困難となり、前歯で噛み始める。
100回目。
顎やすみ。
口を閉じたまま 休むと、飲み込んでしまいそうになるので、口を開けたまま 休む。
(はたからみると、おバカな感じ・・・)
120回目。
既に、さらさらのスープに変化。
150回目を超えると、もういいだろ~ って気持ちに。
170回目。もうダメ。薄まったスープをもぐもぐしている状態。
ようやく、200回。口の中は、ほとんど残っていない。。
ここまで、約3分。10分間噛んでいるなんて、到底ムリムリ。。
麒麟田村・・・恐るべし!!
同じ様に、更に 4回試したんだけれど、同じ結果。
200回噛むのが限界です。
顎だるくなるね。。。
噛む力を付けるには、いい訓練かもしれないけれど・・・
良く言われるのは30回噛む事。
これくらいなら出来るね。。
肝心の『味の向こう側』なんだけど、残念ながら、体験出来なかった(T_T)
田村、恐るべし!!
さてさて、話は逸れたけれど・・・
この本。
感動した との感想にはいたらなかったが、
飽食の時代、人とのつながりが薄れ掛けている時代。
忘れかけていた何か を ふと感じさせてくれる一冊だった。
この本の売り上げに便乗してか、田村の実の兄が
『ホームレス大学生』を出版。
ホームレス大学生
- 作者: 田村 研一
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2008/10/09
- メディア: 単行本
先日解散を発表した、懐かしのビジュアル系バンド SHAZNAが『ホームレスヴィジュアル系』を出版。
ホームレスヴィジュアル系
- 作者: SHAZNA
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2008/11/04
- メディア: 単行本
各方面に影響を及ぼしています(^^)