少し前にまとめて買ったCDのうちの一枚。
アメリカンハードロックの大御所
VAN HALEN のBEST『BEST OF VOLUME 1(グレイテスト・ヒッツ)』

グレイテスト・ヒッツ (スーパー・ファンタスティック・ベスト2009)

  • アーティスト: ヴァン・ヘイレン
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: CD

1978年のデビューから既に30年以上経過している。
オリジナルメンバーは、
エドワード・ヴァン・ヘイレン (ギター)
アレックス・ヴァン・ヘイレン (ドラム)これは兄弟
デイヴィッド・リー・ロス (ヴォーカル)
マイケル・アンソニー (ベース)
の第1期

その後、看板ヴォーカルの デイヴィッド が脱退し、2代目ヴォーカルとして、サミー・ヘイガー が参加したのが1985年(これが第2期)
1996年には、サミーが脱退し、デイビッドが再びバンドへ戻った時に作成されたのが、このベストアルバム。

再度、デイビッドが離れ、今度は、元 EXTREME のヴォーカル ゲイリー・シェロン が、3代目ヴォーカルとして参加(これが第3期)
その後、エディーの癌治療などあり、バンドは解散状態。

が2004年に、またまた2代目ヴォーカルのサミーが復活して、新曲を加えた2枚組ベストアルバムを発表。

ヴェリー・ベスト・オブ・ヴァン・ヘイレン

  • アーティスト: ヴァン・ヘイレン
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/04
  • メディア: CD

現在は、オリジナルメンバーだったベースの マイケル・アンソニー が脱退し、エディーの息子がベーシストとして加入。
息子と一緒のバンドってすごいね・・・
初代ヴォーカルの デイヴィッド が復帰しているようで、なんだかメンバーの出入り、関係が複雑なバンドなのである。

第1期の初代ヴォーカルは、デビューアルバムから6作目の『1984』の6枚
第2期のサミーで、7作目の『5150』から10作目の『Balance』の4枚
第3期のゲイリーが、11作目の1枚のみ。

オリジナルアルバムは、1998年のこの作品までしか発売されておらず、前述のベスト盤が発売されているだけ。
とりあえず、存続はしているようですが・・・

学生時代は、第2期の真っ只中。大好きでよく聴いたね。。

さてさて、前置きはさておき、このベスト盤なのです。

1996年発売のベスト盤で、第1期、2期のアルバムはすべて含まれていて、その中で発売順に収録されている。

まず、1曲目「ERUPTION」は1978年のデビューアルバムからの曲で、テクニカルなギターに驚かされる。
2曲目「Ain't Talkin' 'Bout Love」は、イントロのギターがメロディアスで印象的な、ノリのよいロック。 
3曲目から6曲目まで、土着的というか、黒人的要素も含んだロック。
7曲目は、誰もが知っている超有名曲「Jump」 イントロのキーボードの爽やかさと、明るい曲調で別バンドのよう。
 出だしの歌詞の「I get up.」が「起きろ!」と聴こえてしまい、日本語と英語の共通点を感じてしまう。
8曲目「Panama」、9曲目「HOT FOR TEACHER」とノリノリのポップ曲
ここで、ヴォーカルがサミーに交代
10曲目「Why Can't This Be Love」は、切なくもメロディラインが美しい名曲 
11曲目「Dreams」は、キーボードを導入した、切ない感じの名バラード
12曲目「When It's Love」も、これまたメロディアスでサビが印象的な曲
13曲目「Poundcake」、14曲目「Right Now」と、ダイナミックなアメリカンロック
15曲目「Can't Stop Lovin' You」は、個人的に好きな曲。マイナー調の切ないメロディーと開放的なサビがイイ感じ。
16曲目「Humans Being」は、何かのサントラ収録曲でイマイチ。
17曲目、18曲目は、デイヴが復活しての新曲なのだが、今までの曲と比べると完全に劣る。

ざっと、こんな感じ。
第1期のデイヴの時代は、彼の野太い声の特性もあってか、大味なロックンロールと、能天気な陽気なロック。
代表的なのは やはりイントロから有名な「Jump」
 
第2期のサミーの時代は、感情豊かに、力強く歌いこなすヴォーカルを活かしたメロディー重視。
おすすめは、メロディアスでいて明るい曲「Can't Stop Lovin' You」
 
エディーのギターは、とにかくテクニカルで、力強くって、開放感に満ちているので、聞いていて心地よい。
曲の後で、ピロピロしていたかと思うと、グイーンって、気持ちいいソロを聴かせてくれる。
ドタバタと耳につくドラムも特徴的。

前半、後半と印象は異なるものの、全体的にメロディアスで心地よいハードロック。
「Jump」をはじめとして、夏に聴きたいサウンドではあるね。
何曲か知っている曲があるんじゃないかなぁ・・・
手軽に VAN HALEN を聴こうとするにはお勧めな一枚。

皆さんもゼヒ!!
(最近こんな締めくくりが多いような・・・)

超長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
『今以上すべてが輝くといいね#59130;』