中古CD買いましたネタ。
今回は、洋楽ハード。
1980年代のハードロックシーンを彩った L.A.METAL
その中でも、とにかくカッコよかったバンド、DOKKEN(ドッケン)

a-ha やら、WHAM! などを聴いていた中学生だった頃のボクに、ハード・ロック という魅力にどっぷり漬かる事となるきっかけとなったバンド。
1985年発売の『UNDER LOCK AND KEY』が、とにかく凄かった。
哀愁メロディーと、切れの良いギターと、美しいコーラス。
ハードロックは、騒々しいだけの雑なものだと勝手に認識していて、聴かず嫌いだった当時。
このアルバムは衝撃的だった。
このアルバムを聴いて以降、虜になってしまい、当時の一番好きなバンドとなってしまった。

という訳で、DOKKENである。
メンバーは、
Don Dokken(ドン・ドッケン):ヴォーカル
George Lynch(ジョージ・リンチ):ギター
Jeff Pilson(ジェフ・ピルソン):ベース
Mick Brown(ミック・ブラウン):ドラムス

1982年デビュー。
『BREAKING THE CHAINS』(1982年)
『TOOTH AND NAIL』(1984年)
『UNDER LOCK AND KEY』(1985年)
『BACK FOR THE ATTACK』(1987年)
『BEAST FROM THE EAST』(日本でのライブ盤)(1988年)
とコンスタントに作品を発表するのだが、この日本公演を含むツアーを終えた後バンドは解散。

その後、個々のソロ活動となるわけなのだが、1994年に再結成
『DOKKEN(DYSFUNCTIONAL)』(1994年)
『SHADOW LIFE』(1995年)
と、アルバムを発表。
当時再結成を喜び、アルバムの発売を心待ちにしたのだが、解散前の曲のイメージとは全く異なり、当時の流行であったグランジ系の音を混ぜ込んだような、重く暗いもの。メロディアスの欠片も無いつまらないものだった。

このあたりでは、音楽のメインが LUNA SEA中心にシフトしていたため、洋楽ハードロックは聴く機会が減ってしまったため、DOKKENについても、ここで終わってしまっていた。

で、DOKKENのその後。
1997年に鬼神とギターキッズから崇められるギタリスト、George Lynchがバンドを脱退し、新たにWINGERのReb Beach(レブ・ビーチ)が加入。
で発表されたのが、今回入手した1999年の作品である『ERASE THE SLATE』
(PHCW-1034)
当時好きだったバンドであり、ギタリストも変わっているので、再結成DOKKENと言うより、
再構築DOKKEN的かと思っており、期待半分・不安半分で聴いた。

が・・・
これは素晴らしい。。

DOKKENと言えば、Don Dokken の細く儚いヴォーカルと、George Lynchの、切れ味の良い豪快でアグレッシブなギターとが上手く混じって、哀愁メロディーを奏でるものだったのだが、
今回のReb Beachがいい仕事をしている。

再結成DOKKENの重く暗くところはほとんど無い。
Rebのギターは、George風の切れ味と、派手なプレイ。ちょっと線が細いか?と感じる程度であるが、いい意味弾きまくりである。

曲も充実。
往年の、哀愁メロディアス系が満載。
疾走曲、憂いの曲、叙情バラード、キャッチーなポップ曲。
メロディアスさと攻撃性、いい感じでミックスされている。
あ~これこれ。こんなの聴きたかったんだよね~と言う感じ。

名盤だと思うよこれ。

イレイズ・ザ・スレート

  • アーティスト: レブ・ビーチ,ドン・ドッケン,ミック・ブラウン,ジェフ・ピルソン
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/06/30
  • メディア: CD



この後、DOKKEN は、メンバーを変えながらも現在も活動中。
最新アルバムを出したとか・・・
本作のこの良さなら、期待できるね。
チェックしなくっちゃね。