CD入手。
今回は、JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)
彼らが2005年に発売した『ANGEL OF RETRIBUTION』
(CD型番:EICP-467-8)

JUDAS PRIESTは、HEAVY METAL界のボス?メタルゴッド とも呼ばれ、神的存在のバンド。
1990年発売の『PAINKILLER』は、本当に素晴らしい作品だった。

が、この名盤『PAINKILLER』発売後に、バンドの看板とも言えるハイトーンボーカルで有名な
ROB HALFORD(ロブ・ハルフォード)がバンドを脱退してしまい、ヴォーカルが交代。
WINTERS BANEというメタルバンドのヴォーカルであった
Tim 'Ripper' Owens(ティム・リパー・オーウェンズ)を獲得し、アルバムを2枚発表。
これが以前に紹介した『JUGULATOR』と『DEMOLITION』
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2010-09-21

とにかく重いだけで、当時流行りの、単調なヘヴィネスサウンド的なんだよね。
様式美な要素も、メロディアスさも全く感じられなくなって、ひたすらヘヴィなだけ。。
JUDAS的でもあるけれど、ちょっと残念なものだった。

そんでもって、ボーカルの ROB HALFORD(ロブ・ハルフォード) は、
バンド脱退当初 fight ってバンドを若者と組んで、
グランジ系の重くって暗いサウンドで、つまらないものだった。

その後、自身の名前を冠りとしたバンドHALFORDを結成。
こちらも『RESURRECTION』と『CRUCIBLE』と2枚発売
http://shiningbrightly.blog.so-net.ne.jp/2010-07-06

こっちは本家の JUDAS PRIEST を想い起こさせるようなサウンド。
疾走曲は心地よく、ミディアム曲はカッコよくいい感じだった。

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前置きが長くなったけれど、ボーカルのロブがバンドに復活。
1990年の『PAINKILLER』時代と同じメンバーで発表したアルバムが今回の
『ANGEL OF RETRIBUTION』 (直訳すると、「天使の報復」)

エンジェル・オブ・レトリビューション(初回)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD


大物バンドの復活作という事で、注目された作品。
10曲入りと非常にコンパクトではあるが、限定盤としてDVDが付いていて、そちらにはライヴ映像が収められている。
1曲目の「JUDAS RISING」は、適度の重さと、スピード感が交わった いかにもJUDAS風
2曲目「DEAL WITH THE DEVIL」は、疾走感に満ちた、心地よい曲。
メロディアスな5曲目「DEMONIZER」、8曲目「HELLRIDER」
独特のバラード「ANGEL」
などなど、ドッシリとした高速ドラムと、尖ったギターリフで構築された曲に溢れている。
ラストの「LOCHNESS」は13分以上もする壮大な曲。

全体的に、JUDAS PRIEST としての意気込み、メタル感、様式美と 感じられるのだが、
何かが物足りない。
なんというか、緊張感が無いんだよね。
『PAINKILLER』と比べるからなのだろうか??
とは言え、カッコいい作品であるのは確か。

先入観の無いまま、聴けるともっと良かったかもね。
今の若者に聴かせてみたい一枚。

では、その中から1曲。


でもって、20年前の名盤『PAINKILLER』から「NIGHT CRAWLER」

メロディアスな、スピード系メタルっていいねぇ(^^)