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読書感想:五十嵐貴久『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』 [読書]


読書感想の会。

読書は最近もっぱらハマっている作家、五十嵐貴久さん。

以前に読んだ、『リカ』、『リターン』、『リバース』の3連続ホラー以外にも、
『交渉人』のサスペンス系も面白かった。

今回読んだのは、その『交渉人』の続編『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件.jpg

舞台は前作から2年後。
前作でも交渉人として活躍をした女性警察官の遠野警部が事件に巻き込まれる。
交番の爆破事件が彼女の目の前で起こり、犯人の要求は、拘留中の教団の教祖で、地下鉄爆弾テロ事件の首謀者の釈放。
その後、東京の各所で次々と爆弾爆破事件が発生する。
犯人とのやり取りは、インターネットのみである中で、交渉人としての手腕を問われる。

ってことで、舞台の素材が、宗教団体の事件であったり、9.11などのテロ事件を彷彿させるもの。
前作はサスペンスであったが、本作は、パニック系と言った感じ。
警察を総動員しての爆弾探しであったり、「踊る大捜査線」的な、幹部の責任所在問題であったりと、いろいろな面で楽しめた作品。ラストの犯人は意外であったな。

やはり、この人の作品面白いわ~
ジワリと染み込んでくる東野圭吾作品とは違い、ガツンと来るのが五十嵐貴久作品かな。。



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