SSブログ

CD購入:ALCATRAZZ『NO PAROLE FROM ROCK 'N' ROLL』 [音楽 -洋楽-]


CD買ったので感想の巻。
今回は洋楽メタル。

当時 RAINBOW ~ MSG のボーカルとして参加、脱退した Graham Bonet(グラハム・ボネット)が、当時無名だったスウェーデン出身のギタリスト Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)を引き連れて結成したバンド ALCATRAZZ(アルカトラス)

入手したのは、デビューアルバム『NO PAROLE FROM ROCK 'N' ROLL』である。
デビューアルバムのタイトルは『ALCATRAZZ』であり、上記のタイトルは、単なるジャケットのデザインの中に書いてある文字に過ぎないって説もありますが・・・
lctrzz.png

ただ、このデビューアルバムは、すでに学生時代に購入済み。
今回見つけたのは、通常のアルバム収録の10曲に加えて、
「BONUS TRACKS:INSTRUMENTAL DEMOS」
とされて、そのまま10曲が追加となっているリマスター盤である。

パワフルなGrahamのボーカルと、全体を包みこむふわっとしたキーボード。
ここに、ビシバシと突き刺さってくるのが、若き彗星 19歳のYngwieのギターなのである。
RAINBOWっぽい若干ポップな正統派ハードロック路線の曲。
とにかくギターがすげえな、って思って聴いたアルバムであったね。

そのまま Yngwie Malmsteen はギターの王者として君臨することとなるのだが、
このアルバムでは、瑞々しく流麗なギターの奏でが随所に散りばめられているのである。

そんでもって、聞きたかったのが追加のデモ。
単なるボーカル抜きのカラオケではなく、アルバム作成途中の、まさにデモ音源だと思われ、
曲によって、音の大きさは違うし、ギターもキーボードもいろんなところでフレーズが違っている。
音質は悪いんで、完全に趣味の世界で聞きましょうね。ってものではあると思うが、これは楽しい。
歌物として作られた曲であるはずなのに、ギターが随所で暴れており、キーボードが全体を綺麗に包んでいるために、ボーカルが無くってもインスト物として物足りなさを感じることなく聴けるんだよね。
これって凄いことなんだよね。
よくあるCDシングルのおまけのカラオケverなどでは、ボーカルが入っていないために、完全に物足りなく陳腐な曲に聞こえるだけのものって多いからね。

キラキラポップの「Island In The Sun」
ずっしり響く「General Hospital」
軽快で疾走する「Jet To Jet」
しっとり哀愁の「Hiroshima Mon Amour」
クラシカルで壮大な「Kree Nakoorie」
インストであるが速弾き控えめのつなぎ曲「Incubus」
勇壮なロック「Too Young To Die, Too Drunk To Live」
イントロはカッコ良いが・・・「Big Foot」
哀愁メロディアスでカッコよい「Starcarr Lane」
ラストのしっとり系「Suffer Me」

と、10曲であるが、
高速ギターと流麗キーボード、図太いボーカルで、独特の世界をくみ上げている。
いやぁ~このアルバムよく聞いたわ。
今回のおまけデモも楽しめました。

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感