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2018年10月11日｜ 2018年10月12日｜2018年10月13日ブログトップ

CD購入：lynch.『SINNERS EP』　[音楽 -邦楽-]

CD買ったので感想の会。
今回は、邦楽ハードロック系。
どちらかというとヴィジュアル系に属されるのかな？
以前からかなり気になっていたバンド lynch.（リンチ）
2004年デビューの5人編成のバンド。
ヴォーカルの葉月さんと、ギターの悠介さんが、LUNA SEAのSLAVE経験もあり、
音楽を始めたきっかけが、LUNA SEAだと言うことで、かなり興味深い。

入手したのは、2017年発売の11枚目（ミニアルバム含む）となる『SINNERS EP』

lynch.『SINNERS EP』.jpg

（KICS-93497）

ベースの明徳さんが、2016年11月に大麻所持で逮捕されたことで、バンドからの脱退。
バンドは当面の活動自粛となった時期の作品。
2018年3月には、バンド復帰となったのであるが、
その間ベーシストが不在となっており、
それを埋めるためにゲストベーシストを曲ごとに異なった者を参加させて作成したのが
本作『SINNERS EP』である。

活動自粛からの復活作のタイトルが「SINNERS：罪人達」ってのも、意味深だが・・・

”EP”と銘打ってあるので、曲数は少なく、6曲。
参加しているゲストベーシストは、
J（LUNA SEA）、人時（黒夢）、T$UYO$HI（The BONEZ / Pay money To my Pain）、安井義博（OUTRAGE）、YUKKE（MUCC）
やはり気になるのは、Ｊさんね。

ってことで、6曲いり。
1曲目「SIN」
　重くダークであるが、ノリ良いリズムのSE
　ライブのオープニング向きね。
2曲目「TRIGGER」
　ベースが、J（LUNA SEA）
　ダークな哀愁メロディアス。とにかくサビがカッコよい。
　曲タイトルが、「TRIGGER」、歌詞には「月」と出てくるし、
　右ギターはディストーションで、左ギターはクリーンのアルペジオ。
　曲調からして完全にLUNA SEAを意識した耽美ロックの極みと思える。
　さらにサビ後の、弦楽器隊のソロが熱い。
　ディストーションのソロ、クリーンのソロ、Ｊのベースソロと続くとこがたまらん。
　ボーカルは、愁いを帯びた太くしっかりした声で安定感抜群。
　ドラムの手数が多いのも耳に残るね。
3曲目「BLACK OUT DESTROY」
　ベースは、人時（黒夢）

　一転してハードコア系の咆哮系のボーカルとなる曲。
　吐き捨て系の何言っているのか解らない部分と、
　丁寧に歌い上げてメロがはっきりしている部分とでくみ上げられた曲。
　曲の展開が早いが、激しい中にも、美しいメロディーがちりばめられている。

4曲目「KALEIDO」
　ベースは、T$UYO$HI（The BONEZ / Pay money To my Pain）
　クリーンのディレイのイントロが美しい曲。
　イメージは完全に「IN SILENCE」だよね。
　切なくもキャッチーなサビが耳に残る。
　左右のギターの音色の対比も美しいね。
　単純にいい歌だと感じる。

5曲目「DIES IRAE」
　ベースは、安井義博（OUTRAGE）
　重低音の導入部から一転して、高速メタルに変化。
　ドコドコのツーバスで、ボーカルは吐き捨てで何言っているのか分かんねえぞ。
　ボーカルのシャウト部分とギターのピッキングハーモニクスが一緒に鳴っているのが面白い。
　完全にスラッシュでボク的にはイマイチね。

6曲目「SORROW」

　ベースは、YUKKE（MUCC）
　コードストロークで始まる、しっとりと美しい壮大なバラード。
　ボーカルがゆっくりしっかりと歌詞を聞かせるもの。
　これも左右のギターの対比が綺麗ね。

と、あっという間の6曲30分。
全体的に哀愁を帯びた物悲しいロックであり、
耽美系のハードロックが3/5と、スラッシュ系の吐き捨て系が2/5 と、2面性がある。
耽美系の部分がボクの好みではある

愁いのボーカル、ツインギターで、左はクリーンアルペジオ、ドコドコ疾走のドラムと、おいしい要素満載。

このバンドは要チェックである。
フルアルバムとか、もっともっと聴いてみたいぞ。。

初回盤の特典には、「TRIGGER」のPVが収録されていて、
ここにも Jさん参加。
曲中には、途中から登場してくるんであるが、圧力あってとにかくカッコイイ。
必見ね。