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CD購入:LUNA SEA『CROSS』 [音楽 -LUNA SEA-]

結成30周年を迎えた LUNA SEA

邪な人は、
途中の終幕~REBOOTまでの期間は、活動していないので
純粋に30周年というのは間違っているとの事だが、
メンバーの発言にもあるように、終幕の期間を支えたのは SLAVEであるし、
ライブに来る人、CD買う人、LUNA SEAに携わる人の全てが、LUNA SEAだって事なので
そう考えると、30周年で問題ないのである。

閑話休題

その、LUNA SEA が発売した記念すべき10枚目のアルバム『CROSS』
入手したのは、SLAVE限定PREMIUM盤ね。
LUNA SEA『CROSS』.jpg

本作の目玉は、これまでの音全てがセルフプロデュースであった彼らが
初めて外部プロデューサーを加えたという点。
それも、Steve Lillywhite(スティーヴ リリーホワイト)だというから驚きである。
彼は、U2の名盤『WAR』を含む初期3枚のプロデューサーであり、
これまでにグラミー賞を5回取った人。
洋楽聴く人であれば、名前は聞いたことある大物ね。
ボクの記憶では、中学時代のINORANからJが、
U2の『WAR』を借りたんじゃなかったっけ?

で、Steveとの共同プロデュースとなった『CROSS』である。

発売から2種間ほど経った現時点の感想ね。

1曲目「LUCA」
 これまでのLUNA SEA作品に共通するのは、
 アルバム1曲目がそのアルバム全てを物語っているって点。
 荒々しい「FATE」、幻想的な「CALL FOR LOVE」、ポップだが邪悪な「JESUS」、
 包み込む「LOVELESS」、「WITH LOVE」、「Time Has Come」、「Be Awake」、「Anthem of Light」、「Hold You Down」と、良くも悪くも全体イメージに近いのね。
 という訳で、注目の1曲目であるが、今までに無いほど優しい音
 ふんわりした曲で、ドラムが撥ねる感じが特徴的。
 最初の部分などは、RYUICHIの声とSUGIZOのギターが入らなければ、
 完全にU2と言ってもいいくらい。
 あふれ出る光のイメージ。
 INORAN原曲
2曲目「PHILIA」
 2曲目に位置するのは、これまでも疾走攻撃曲であるが、今回は変化球。
 サビ前まではポップで、サビは疾走メロディアス。
 ギターソロ後に転調し、曲がスローとなる。
 ここから主旋律はピアノとなるし、
 QUEEN的なギターオーケストレーションも聴けるてんこ盛り。
 ラストは、最初の疾走メロに戻る劇的なもの。
 SUGIZO原曲
3曲目「Closer」
 真打ち登場の疾走曲。
 「ROSIER」+「The End of the Dream」な感じで、
 ギターもベースも一塊になって地を這う感じ。
 いわゆるLUNASEAっぽい曲で、前作「LUV」に皆無であった輝き。
 J原曲
4曲目「THE BEYOND」
 ガンダム40周年プロジェクトのテーマソングであり、
 数か月前から曲の半分くらいを聴けていた曲。
 まず、イントロの泣きのギターから美しい。
 SUGIZO全開であり、Aメロもサビも、どれもが切なく美しく壮大である。
 近年のLUNA SEAの曲で一番好きかも・・・
 ガンダム曲として聴いた時には、アルバムタイトルは『BEYOND』で、
 壮大なこの曲がラストかと思っていたが、浅はかでしたね。
 SUGIZO原曲
5曲目「You're knocking at my door」
 メロに起伏が少ないダークな曲で、どこかUKロック的。
 二人のギターが自由奔放に掻き毟っている感じだが、曲としてはまとまっている。
 バックに色んな音が鳴っているのが何か気になる・・・
 INORAN原曲
6曲目「宇宙の詩 〜Higher and Higher〜」
 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」第1弾オープニングテーマ
 高速「IN SILENCE」的なディレイと、ブリブリうねるベースと、ジャングルビート
 どれを取っても、LUNA SEAサウンドである。
 この曲は半端なくかっちょエエ
 往年のガンダムファンをも納得させ、取り込んでしまえる説得力をはらんだ曲
 SUGIZO原曲
7曲目「anagram」
 一転しでダークな世界。
 イントロの一音からB面名曲「Ray」の匂いがプンプン
 重くも艶やかで儚くも美しい色。
 こういった圧倒的な世界観に引き込まれてしまう。
 メロディーラインは地味目ではあるが。。
 RYUICHI原曲
8曲目「悲壮美」
 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」第2弾オープニングテーマ
 切なくも明るいバラード
 「I for You」の雰囲気をアダルト味に仕上げた感じ。
 歌詞もガンダムを思わすものだが、よく聴けばLUNA SEAを取り巻く環境と思える。
 SUGIZO原曲
9曲目「Pulse」
 軽快なテンポのポップロックで、サビも明るい。
 テンポは軽快でも、ベースは地を這うようだし、ギターは掻き毟りで、らしい世界。
 サビはRYUICHIが気持ちよく歌いあげている。
 J原曲
10曲目「静寂」
 ドラマティックて、プログレッシブな曲でどことなく「SELVES」
 RYUICHIの情熱と、Jの囁き、昇天するSUGIZOギターと、INORANのクリアトーン
 90年代の様と言えば陳腐になってしまうが、構築美。
 タイトルは「静寂」であるが、伝わってくるのは情熱。
 SUGIZO原曲
11曲目「so tender…」
 アコギとバイオリンが聴けるシンプルなロック曲。
 これまでのアルバムのほとんどは、大仰なドラマティックなバラードで終わっていたが、
 本作のラストは、あまりにもシンプルでさらりとしてて切ない。
 ふっと終わってしまうので、そのまま1曲目にリピートしても違和感ない。
 INORAN原曲

と、11曲55分の世界でした。
前作『LUV』では、メンバーの個性が混じることなく個々の曲の寄せ集め的で、纏まりが無かったが、本作では曲も粒も良いし、アルバムとして綺麗な流れが出来ていい感じ。
サウンドは、スティーブのマジックなのか?個々の音が分離していて、音像がクッキリしているように感じる。
であれど、曲としては、ひと塊なのね。
気になったのは、5人の演奏者以外の音がチラホラある事ね。
ピアノであったり、オケであったり、シンセであったりと・・・
ライブで、このあたりの音が鳴るのは、イマイチなのね・・・
が、アルバム作品としては、良い彩りとはなっているんだけどね。

長々と記しましたが、『CROSS』名盤ですね。
全体から感じたのは、光かな。
結構リピートしてます。
中でも「THE BEYOND」の良さは、堪らんわ。。
もっと皆に聴いてほしいもんだ。

【外付け特典あり】 CROSS (初回限定盤A)(DVD付)(A3クリアポスター付)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ノーブランド
  • メディア: CD
CROSS(初回限定盤B)(ボーナスCD付)(DVD付)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: CD

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